まず大仏に行きつく前の最初の門、南大門の貫禄に圧巻、そこにいる仁王像のあまりの迫力に圧倒される。そこら中に落ちている鹿のフンを避けながらさらに中門を過ぎて目の前に現れた、大仏のいる大仏殿のでかさには、しばし言葉も出ないほど。なんでも木造としては世界最大の建築物なんだとか。これを作る労力がまったく想像できません。この後見る大仏より、この大仏殿のほうがすごかったかも。肝心の大仏は、正面に立つとこちらを見下ろしているような目線。まるで心の内を見透かされているよう。

修学旅行の時はそれほど面白かった記憶はなかったのに、今回は初日と次の日の早朝の2度も行ってしまいました。なぜかというと、大仏殿の柱には大仏の鼻の穴と同じ大きさの穴があるのですが、人がいない早朝にゆっくり穴をくぐるため（昼間は修学旅行生が常にいるので）。おなかの大きなウチの奥さんはこれをくぐるために東大寺に来たと言ってもいいくらいの意気込みで来たので、2人とも無事くぐれて大変満足。これで安産間違いなし。